JR東海とJR西日本は、富山県と長野県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」への観光旅行に便利な「立山黒部アルペンきっぷ」を発売します。
日本海沿岸の富山と信州の大町を結ぶ全長約90kmのアルペンルートは、標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。ロープウェイやケーブルカー、トロリーバスなどを乗り継ぎ、数多くの絶景スポットを鑑賞しながら通り抜けます。2022年シーズンの全線開通日は4月15日(金)で、高さ20mにも迫る巨大な雪の壁「雪の大谷」、白銀の立山連峰を一望できる「パノラマロード」は春ならではの楽しみです。
「立山黒部アルペンきっぷ」は、アルペンルート内の乗り物が何度でも乗り降り自由(一部区間を除く)となり、出発地からアルペンルートまでの往復には特急列車の普通車指定席が利用できるおトクなきっぷです。名古屋・静岡エリアからは高山線・中央線経由の「ひだコース」と、北陸線・中央線経由の「しらさぎコース」の2タイプがあります。京阪神・山陽エリアからは「往復北陸線経由」「北陸線・中央線経由」から選べます(利用可能区間の路線図は下図を参照)。
出発地およびルートによっては東海道・山陽新幹線および北陸新幹線も利用できます。また、在来線では後戻りしない限り何度でも途中下車ができる区間が設定されているので、途中で観光を楽しみながら移動することもできます。
有効期間は8日間で、2022年4月15日(金)〜11月30日(水)の間に利用できます。ただし、ゴールデンウィークおよびお盆期間には設定除外日があり、有効期間がこの日付にかかる場合でも延長は行われません。